お知らせ

Vol.146 ゴキブリについて

2004/12/10 アーテック倶楽部ニュース

寒くなりましたが、皆様おげんきですか?こんなに寒くなってくると、外に出たくな~い!なんて思いませんか?コタツでまるまって、みかんを食べて・・・。でも、冬の楽しみもありますよね。私の冬の楽しみは温泉!毎年、しし鍋を食べて温泉に入って、命の洗濯~☆皆様も「冬」を思いっきり楽しんで、元気に過ごしてくださいね。


◆害虫について◆

皆様の厨房でも気になっていることの1つではないでしょうか?ねずみ・ゴキブリ・ハエは、多くの病気を媒介します。このような、害虫は食中毒の危険性だけではなく、姿が見えることで、お客様からの信用も落としてしまいます。今回は、害虫の中でも条件が揃ってしまうと、あっという間に増えるゴキブリについてのお話です。

◆ゴキブリについて◆
日本に分布しているゴキブリは約50種といわれています。その中で、害虫として重要なのは5種類です。ゴキブリは繁殖力がとても強く、条件(温度・湿度・食糧・隠れ場所)が揃うと、一年で数百倍にもなるといわれています。

◆習性について◆
昼間は物陰に隠れています。暖かく(20℃~40℃くらい)、湿度が高く、暗く狭い場所、水や餌に近い場所を好み、隠れ場所はほぼ一定です。隠れ場所としては、冷蔵庫の裏、スチームパイプ、モーターなどの裏側。冷蔵庫のゴムパッキン部分に黒い粒々が付いていたら、大量発生の可能性があります。また、電子レンジ、電話機、パソコンなどの機器類の内部を住みかとすることもあります。ゴキブリは粗食で、人間の髪の毛1本でも数日間生きることができますし、壁紙やガムテープののりまでも食べてしまうので、残飯の処理をきちんとしていても、駆除にはつながりにくいといえます。

◆進入経路◆
チャバネゴキブリは飛ぶことができません。進入経路としては、食材搬入の時にダンボール箱にくっついて入ってくるケースがあります。仕入れた食材は、そのまま厨房に入れないようにしましょう。また、中古の厨房機器と一緒に運ばれたりもします。 クロゴキブリは夜間になると、電気に向かって飛んでくるので、窓・勝手口などを開け放しておかないようにしましょう。

◆ゴキブリが媒介する病原微生物◆

  • 数種のウイルス
  • 赤痢、食中毒、腸チフス、コレラ、ライなどの細菌
  • 破傷風、結核、ジフテリア、脳骨髄膜炎、肺炎などの真菌など

※また、ゴキブリの糞はアレルゲンと呼ばれる喘息につながる成分を含みますし、最近では胃がんの原因とされるピロリ菌もゴキブリの糞を媒体としている可能性が指摘されています。

◆駆除方法◆
主な駆除方法は、残留噴射方法と毒餌(食毒)方法です。

  1. 残留噴射方法・・・ゴキブリの生息場所、通り道に薬剤を散布し、ゴキブリの足から薬剤を浸透させて殺す方法です。
  2. 毒餌(食毒)方法・・・各ポイントに、殺虫剤含有の毒餌を設置して殺す方法です。ホウ酸団子が良く知られていますが、遅効性で、人畜に対しても毒性があるので、取り扱いには注意が必要です。

☆自慢のレシピ☆

今回は学校給食様からの自慢のレシピです。
◆ ひじきのくるみ味噌和え ◆

<材料 1人前(g)>

  • 米ひじき 2
  • しょうゆ 1
  • 三温糖  1
  • 千切りごぼう 10
  • 酢  0.1
  • ホールコーン 7
  • にんじん 4
  • 麦味噌 1.8
  • 上白糖 1.8
  • くるみ(炒) 0.3

<作り方>

  1. ひじきはしょうゆと三温糖でさっと煮る。
  2. 千切りごぼうは酢を加えて水でさっと茹でる。
  3. にんじんは千切りにして茹でる。
  4. 麦味噌、上白糖、くるみで和えごろもを作る。
  5. 1.2.3.とホールコーンと4の和えごろもで和える。

★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。