お知らせ

Vol.131 食料自給率について

2004/04/23 アーテック倶楽部ニュース

毎日、毎日いくら寝ても眠い気がするのは「春眠暁をおぼえず」のせいでしょうか?
それにしても、とても過ごしやすく、気持ちの良い季節ですね。
最近、骨ごと食べられる魚の冷凍食品が相次いで発売されているようです。減圧の工程を加え、身を崩さず骨を軟らかくしているそうです。上手に活用して、カルシウム補給に役立てたいですね。


◆食料自給率について◆

中国やタイからの鶏肉や米国牛の輸入が停止され、日本の食料自給率に不安を感じている方もいらっしゃるのではないのでしょうか?今回は食料自給率について考えてみたいと思います。

<現在の状況は??>
日本の食料自給率(カロリーベース)は、昭和40年度の73%から50年度には54%へと短期間に大きく低下しまた。その後、ほぼ横ばいで推移しましたが、60年度以降再び大きく低下し、平成10年度には40%となりました。このような中40%で現在まで、ほぼ横ばいで推移しています。

<食料自給率の低下の原因は??>
長期的に大きく低下している一番の原因は私たちの食生活の変化です。日本の気候・風土に適し自給可能な米の消費が減少する一方で、畜産物や油脂類の消費が増大するという形で変化してきました。

畜産物や油脂類を生産するためには、大量の飼料や油糧原料(大豆・なたね等)が必要となりますが、日本の農業生産は、人口に比べ農地が狭く平坦でないという国土条件上のハンディキャップを有し、十分な対応が困難です。このため、大量の飼料穀物や油糧原料を輸入しており、これが、長期的な食料自給率低下の大きな要因となりました。

<もし食料輸入が止まったら…>
大人の普通の生活に必要な1日あたり2000キロカロリーを、国内生産物だけで摂った場合、典型的な献立は、

朝食:ご飯1杯、粉吹き芋1皿、ぬか漬け1皿
昼食:焼き芋2本、リンゴ1/4
夕食:ご飯1杯、粉吹き芋1皿、焼き魚1切れ

このほか、朝食の納豆は3日に1パック。原料となる小麦の大部分を輸入するうどんは3日に1杯です。また、肉・ 卵は10日に1個、牛乳は5日でコップ1杯しか飲めません。

食料自給率を現在の約40%から100%に上げるには、熱量効率の高い作物に代える必要があり、多くの農地がイモとコメ用に転換する必要があるそうです。また、生産面よりも、国産の農産物の消費推進なども必要です。
まずは自分の食生活を見直し、自分の出来る範囲から少しずつ改善していけたら良いですね。


☆自慢のレシピ☆

今回は保育園様からの自慢のレシピです。
ふるさとご飯

<材料>

  • 米 80g
  • ちりめんじゃこ 3g
  • サラダ油 1.5g
  • 砂糖 2g
  • 醤油 2g
  • 里芋 20g
  • 醤油 4.5g
  • 酒 1.5g
  • 出し汁 90cc
  • かぶの葉 

<作り方>

  1. 米を洗いザルにあげておきます。
  2. 鍋に油を熱し湯通ししたじゃこを入れ砂糖、醤油でからいりします。
  3. 釜に米、出し汁、しょうゆ、酒、里芋を入れ炊き上げ,蒸らす時にじゃこを入れます。
  4. 茹でたかぶの葉をみじん切りにし混ぜます。

★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。