お知らせ

Vol.130 残留農薬について

2004/04/09 アーテック倶楽部ニュース

最近、暖かくなり桜も満開でとてもきれいですね。
新年度が始まり、昨年度とは違うお勤め先でニュースをお読みいただいている方や、初めてアーテック倶楽部ニュースをご覧頂いている方もいらっしゃるのではないのでしょうか?皆様のお役に立てるニュースをお届け出来るように頑張っていきますので、どうぞ宜しくお願い致します!!


◆残留農薬について◆

先日、徳島産のスダチの一部から安全基準値の最大5.6倍に当たる残留農薬が検出され消費者の混乱を防ぐため、3日の間の出荷を全面停止しました。
少ない労力で一定の効果が得られる点で農薬の使用は避けられません。その農薬の安全基準ってどうなってるんでしょうか?

<農薬の登録制度>
農薬は、その安全性の確保を図るため、「農薬取締法」に基づき、製造、輸入から販売そして使用に至る全ての過程で厳しく規制されます。その中心となっているのが「登録制度」です。これは、一部の例外を除き、国(農林水産省)に登録された農薬だけが製造、輸入及び販売できるという仕組みです。

<農薬の残留基準とは >
まず、農薬の登録申請時に提出される毒性試験の結果から、その農薬を一生涯に渡って仮に毎日摂取し続けたとしても、危害を及ぼさないと見なせる体重1kg当たりの許容1日摂取量(ADI:acceptable daily intake)を求めます。
一方、作物に散布された農薬は、作物に付着するもの、付着しきれずそのまま土壌、大気中にいくもの、水田水から河川に入るもの、また分解してしまうものがあり、農作物や水などを通じて人間が農薬を摂取することになります。したがって、各経路から摂取される農薬がADIを超えないように管理、使用する必要があり、環境大臣が定める登録保留基準は、この点を考慮して設定されています。
こののち、農薬の有効成分ごとに食用作物に残留が許される量を決めたのが、農薬の残留基準です。大気や水からの農薬の摂取を考慮して、各作物の農薬の残留基準の総計が、この農薬のADIの8割以内となるように決められています。

現在登録されている農薬については、ラベルに表示された使用方法を守って使用すれば、農薬が基準を超えて残留し、これによって皆様の健康が脅かされる恐れはないのです。

一部の、知識やモラルがない使用方法の為にこのような問題がたびたび起こりますが、正しい使用方法さえ守れば高価な無農薬野菜ではなく農薬を使用した野菜でも安全に食べられるはずです。
また、農薬を登録する上では、食べる人へ安全性以外にも、水産動植物やミツバチ等、環境に対する安全性についても検査を行っています。
使用者の方の知識とモラルの向上とこのような問題が二度と起こらない事を祈るばかりです。


☆自慢のレシピ☆

今回は老人ホーム様からの自慢のレシピです。
鶏肉照り焼きのバンバンジー風

<材料 (g)4人分>

  • とりもも肉 80g×4枚

【A】

  • みそ 15g
  • しょうゆ 15g
  • 砂糖 3g
  • ごま油 12g
  • みりん 24g
  • おろしにんにく 
  • 白ごまペースト
  • アスパラ 120g
  • かぼちゃ 160g
  • 黄パプリカ 
  • ドレッシング 

<作り方>

  1. とりもも肉を合わせ調味液Aに20分位漬け込む。
  2. フライパンを熱し1を皮目を下にして焼く。
  3. 付け合わせとしてアスパラ、黄パプリカ、かぼちゃをボイルしドレッシングを添える。

とり肉の皮目にかくし包丁を入れておくと味が染み込みやすくなります。肉に味が良く染み込んでいてやわらかく食べやすいと評判でした。。

★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。