お知らせ

vol.64 食中毒シーズン到来!食品衛生チェック

2001/07/13 アーテック倶楽部ニュース

さて、7月に入りました。毎日暑い日が続いていますね。こんな季節だからこそ、体調管理には今まで以上に気を付けたいものです。
特に暑くなると食欲が低下したり、必要以上に水分を摂ってしまったり、体調を崩しやすくなります。栄養分が豊富に含まれる食品を努めて摂取して、夏バテなんか寄せ付けないようにしたいものですね。ちなみに夏バテには梅干しが良いそうですよ。試してみてはいかがでしょうか?

食中毒シーズン到来!

さぁ、食中毒の季節本番です!みなさんの施設の体制は万全ですか? 食中毒を発生させないように、食品衛生最終チェックを行いましょう!

1)室内温度・湿度管理
●厨房内の換気は十分にされていますか? 温度・湿度は高くなっていませんか?
湿度80%以下、温度25℃以下に保つ事が望ましいとされています。 皆様の施設ではどうでしょうか?

2)手洗い
●適切な方法で、必要な回数の手洗いを行っていますか?
手洗いは適切な方法で、必要に応じて十分に行っていますか? 手洗いは食中毒防止の基本です!指先や爪など、特に注意して洗いましょう。

3)原材料の検収
●原材料の検収時には、品質等のチェックをしっかり行っていますか?
原材料は納入時に鮮度や品質・品温などのチェックを! 配送用の包装は以外と細菌に汚染されています。

4)調理器具の管理
●包丁まな板などは用途別に使用していますか?
カラーチェックをするなどして、野菜や肉・魚など用途別に使用し、交差汚染を防止しましょう。

5)備品・機器等の洗浄殺菌
●調理場内は清潔ですか?
調理機械や備品は適切な方法で洗浄・殺菌する必要があります。 アルコールや次亜塩素酸ナトリウムや煮沸消毒など、機器や備品によって適切な方法で洗浄・殺菌しましょう。

6)調 理
●非加熱で食べる野菜や果物は、適切な方法で洗浄・殺菌されていますか?
次亜塩素酸ナトリウムや有機酸などを使用して、適切な濃度・時間・方法で洗浄殺菌する必要があります。
●加熱する食品の中芯温度は測定していますか?
加熱時間・温度を確実に管理することにより、食中毒の危険は大幅に減ります。

7)使用水の管理
●毎日使用する水の管理は行っていますか?
残留塩素の測定は始業前と調理終了後に測定しましょう。使用水中の遊離残留塩素濃度が0.1ppm以上でなければいけません。 測定方法で、今まで主流だったオルトトリジン法(OT法)が、来年4月から使用不可になります。 OT法をお使いの方は、来年4月までにDPD法などに変更する必要があります。

8)害虫駆除
●ハエ・ゴキブリ・ネズミなどの害虫駆除は行われていますか?
害虫は食中毒の原因の一つになります。 ライトトラップを用いたり、必要に応じて駆除業者などに依頼し、害虫の駆除・発生を防止をしましょう。