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お知らせ

vol.55 残留塩素測定でのオルトトリジン法使用禁止について

2001/02/23 アーテック倶楽部ニュース

2月も終わりに近づき、少しずつ暖かい日が増えてきました。

今年はインフルエンザがあまり流行していないようですが、2月・3月

がピークとなっていますので、この時期十分気を付けたいものです。

●さて、今回のテーマは・・・

“残留塩素測定でのオルトトリジン法使用禁止についてです。

平成12年12月26日付で、『「水道水質に関する基準の制定について」の一部改正について』が厚生省より公布され、この改正により、平成14年4月1日よりオルトトリジン法(OT法)が快適水質項目の残留塩素の検査方法から削除されることになります・・・

●オルトトリジン法とは
オルトトリジン法(以下OT法)とは、オルトトリジン試薬を水に混合し、遊離残留塩素と反応することにより淡黄色・黄褐色に発色し、発色の度合いを見て濃度を測定する方法です。

最も簡易的な方法として、大量調理施設・ビル・プール管理等での残留塩素の測定に広く用いられています

●なぜOT法が禁止?
米国等ではオルトトリジンは発ガン性物質とされており、残留塩素の測定方法として採用されていません。OTについての発ガン性の評価は、ラット等動物について発ガン性を示しますが、人については疫学的データがないことから、2B(人でおそらく発ガン性を示す)と分類されています。
OT法以外でも残留塩素の検査方法があることから、今回OTを用いる検査方法を削除することとなりました。
『「水道水質に関する基準の制定について」の一部改正について』内容抜粋 

平成12年12月26日

厚生省生活衛生局

水道環境部長

今般、毒性に関する知見等を踏まえ、快適水質項目の残留塩素の検査方法について、オルトトリジン法を削除するとともに、新たに吸光光度法を採用することとする。

ただし、現在オルトトリジン法を用いている水道事業者等があることを考慮し、オルトトリジン法の削除については経過措置を設けることとする。

 

第1 快適水質項目の分析法の一部改正について「比色法(DPD法、オルトトリジン法)、電流法」を「比色法(DPD法)、電流法、吸光光度法」に改める。

第2 経過措置
本通知によるオルトトリジン法の削除は、平成14年4月1日からとする。
OT法に代替するものは?

残留塩素の測定方法として定められているのは、比色法、電流法、吸光光度法です。

OT法に代替する比色法として、DPD(ジエチル-p-フェニレンジアミン)法というものがあります。DPD法とは、水にDPD試薬を加え、残留塩素の量に応じて淡赤紫色を呈する反応に基づく方法です。