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vol.49 残留農薬と輸入果物Q&A

2000/11/24 アーテック倶楽部ニュース

47号と48号で遺伝子組み換え食品と輸入食品について取り上げました。 皆様からたくさんのご質問を頂き、皆様が遺伝子組み換え食品や輸入食品について興味を持っていることがわかりました。 今回は輸入食品について、もう少し細かく、皆様が気になる残留農薬や輸入果 物について取り上げたいと思います。

「残留農薬と輸入果実について」

輸入食品では、残留農薬の心配をされる方が多くいらっしゃると思います。では、残留農薬の実際はどうなのでしょうか?

厚生省では、輸入食品の安全性を確保するために、3段階のハードルを設けて監視を強化する対策を進めています。第一段階は、輸出国における輸出時の検査、第二段階は、輸入時の検疫検査、そして第三段階として、国内に流通 した農産物について、地方自治体に所属している食品衛生監視員が、店頭からサンプリングして検査をします。

もしも、違反が発見された場合は、ただちに厚生省や都道府県に連絡され、回収・廃棄などの措置がとられます。また、輸入者による自主検査も、より一層拡充されています。検査によって農薬が検出されたものは、検査数の0.7%です。また、残留農薬基準が設定されているもののうち、基準を超える違反としては、国産品で0.02%、輸入品は0.03%です。

◆輸入果物Q&Aコーナー◆
このコーナーではアーテック倶楽部にご質問頂いた輸入果物について、実際はどうなのか見ていきたいと思います。

Q レモンやオレンジの皮には農薬がいっぱい?  
A レモンやオレンジの皮に残留する可能性のあるのは、防かび剤として使用されているOPP(オルトフェニルフェノール)やTBZ(チアベンダゾール)などの食品添加物です。これらはほとんどの果 物から検出されず、検出されたとしてもごく微量です。残留していたとしても、水洗いすることで除去可能です。  

Q 輸入サクランボやブドウは皮をむかなくても大丈夫?
A 輸入サクランボやブドウは皮ごと口に入るため、心配される方がいらっしゃるかと思います。厚生省が平成9年に公表した「平成7年度残留農薬実態調査」の結果 によると、輸入・国産を問わず農産物の約99%からは農薬は検出されていません。検出されても大部分は残留基準をはるかに下回る程、ごく微量 で、水洗いにより除去できます。

Q 果物に使用するワックス、食べても大丈夫?
A 果物にワックスを使用する目的は、内部の水分が蒸散するのを防ぎ、鮮度を保持する為です。ワックスは、日本では食品添加物として光沢剤に分類されます。一般 にはヤシの葉から分離・精製したものや、ミツバチの巣から圧搾したミツロウが使用されています。これらは長年の食経験があるもので、安全性についての心配はないと考えられます。
※Q&A詳細資料ご希望の方は。フリーダイヤルまでご連絡ください。

●まとめ●
「輸入食品は不安」と思われがちですが、データから確認すると、以外としっかりした管理体制がうかがえます。衛生面 から考え、輸入・国産果物、野菜に限らず、洗浄が大切でなのではないかと思います。

 

 

            が始まります!

今年は11月28日から東京ビッグサイトで開催されます。アーテックでは、手洗い検証システムや、非接触温度計などの備品の展示を行います。 また、フードケータリングショーに行けない方のために、ショーで配布する資料をお送りします。

ご希望の方はフリーダイヤル 0120-842-581までご連絡ください。
会期:2000年11月28日(火)~12月1日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場)東1・2・3ホール 当社は2220ブースです。皆様のご来場をお待ちしております。