お知らせ

Vol.386 厨房自動化最前線

2022/04/20 アーテック倶楽部ニュース

賃金が低く、過酷な環境なため、労働力が不足し離職率が高い厨房現場では、2030年には、644万人の人手不足が発生すると考えられています。その問題を解決するには、働く女性、シニア世代、外国人材を増やす必要がありますが、他の方法として、生産性を上げるという方法があります。
その方法では、厨房内の自動化・ロボット化が今最も注目されています。

進むロボットの導入

多くの飲食業界給食現場で人の腕を真似たアームや可視センサー、AIなどを活用した
ロボットの導入が進みつつあります。
まだまだ人間が行う複雑な作業を行うことが難しいですが、人間の代わりになりロボット化できるものが何かを見極めて各社開発をしている状況です。

<開発・実施例>
  • 単一メニュー(ハンバーガー、ソフトクリーム、そばなど)の飲食店
  • 専用機械(寿司、パン、チャーハンなど)
  • ロボットだけで運営行う店舗
  • 食品工場での盛り付け、検品
  • 配膳、ドリンク、食洗機


ロボット導入の壁

今まで人間が行ってきた作業をロボットが行う場合に下記のような問題があります。
①厨房区画
厨房は同じ大きさ、同じ形がなく厨房区画に合わせて設備を導入してきたため、
ロボット用に広く使えるスペースがない

②料理の種類と品質の壁
一つの店舗でロボットが効率的に行える料理の種類は多くなく、また品質も運営する会社によってことなる

③製品開発までの時間がかかる
ロボットの場合、試作機を何度も作り量産化に向けて制作する必要があり
およそ2年間など時間がかかる


自動化機器やロボットを導入する場合の手順

× 何もつけずにふき取る(塗り広げてしまいます)
× 洗剤でふき取る(餌を与えることになります)
1.調理工程を分解する
2.共通する単純作業を探す、バラバラの作業を共通、標準化する
3.人が行う作業、自動化機器・ロボットが行う作業を決める
※出来上がりの調理物の味をどのようにするか決める必要があります。

協力:コネクテッドロボティクス株式会社

ロボットなんてまだまだ想像しにくい方も…

人混型攪拌ガス調理機 GFHシリーズ

ロボットはまだまだ想像しにくいかもしれませんが、

自動化機器は近年導入も多く、調理物のクオリティを上げながら作業効率をアップさせるものが沢山あります!”

 弊社(服部工業㈱)では、

「人が混ぜる動作を真似た攪拌方法の自動調理器」がございます。

実際に導入した生のレポート動画

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