お知らせ

vol.26 食品庫の管理について!その1

1999/11/08 アーテック倶楽部ニュース

連載★ HACCPこわい!?食品安全再点検★
今回は「食品庫の管理」の解説です。
「食品庫の管理」

☆食品庫は、その名の通り、これから使う食品を一時的に保管する倉庫です。☆

冷凍食品の普及と共に、冷凍庫も必需品になっていま大きな調理施設では、乾物を入れる食品庫、野菜倉庫、肉・魚の冷蔵、冷凍室、調理器具用倉庫と分かれていますが、小さい施設ではスペースの関係上、乾物と調理器具、片隅に野菜を一緒に入れてあるというケースも見られます。

食品を仕入れ、加工(調理)して提供するのが飲食店、ホテル、旅館、給食その他フードサービスの目的ですから、冷蔵庫、冷凍庫と並んで食品庫の管理は、経営と密接なかかわりを持っています。

仕入れをする人が、無駄な買い込みをしないように細心の注意を払っているつもりなのに、使わないものが半年も1年も片隅に眠っていたり、品質が低下してしまっていて大掃除の日に捨てるなどということの無いようにしなければなりません。

狭いアパートに住んでいても整理整頓をきちんとしている人もあります。狭いからどうにもならない、と決めてかからないで工夫をこらしてみましょう。

ただし、極端に狭いときは、不用物を出してしまうことが必要です。

食品庫における「これだけは必要!」という最低容積基準は、1食あたり15~20リットルです。ここ、今回のポイントですね。

充分な食品庫の面積を持つことは、土地の狭い日本では無い物ねだりをするようなものです。狭い場所を有効に使うように工夫しましょう。

(参考資料:食品衛生早わかり/牧野権一著/柴田書店刊 )

● お知らせ ●

「第21回 フード・ケータリングショー」開催!

我が国で唯一、給食・ケータリング・ミ-ルサ-ビス業界の経営革新と食環境の向上を支援する専門展示会であるこのショーは、社団法人 日本給食サービス協会、 社団法人 日本弁当サービス協会 、 社団法人 日本メディカル給食協会、 社団法人 日本厨房工業会、 および社団法人 日本能率協会 の共催により、本年11月9日 (火) から12日 (金) の4日間、東京ビッグサイト (東1・2ホール) にて開催されます。

本展は、集団給食・フードサービス業界における我が国唯一かつ最大規模を誇る専門トレードショーとして広く認知されており、高齢社会の進展、ライフスタイルの多様化、産業構造の転換など、変換期にある社会・経済システムの本催しに期待される役割はますます高くなっております。

第21回目を迎える本展では、「HOSPEX JAPAN 99」との同時開催による医療・福祉関連分野の来場動 員の一層の充実化を図ることをはじめ、シンポジウム、出展者セミナー等の関連企画の同時開催もあり、ご来場いただく方々の多様なニーズにお応えのできるショーとなっております。本年度は来場者として、産業給食・学校給食・病院給食・福祉給食・官公庁給食をはじめ、弁当給食、中食、栄養士・調理師、食品製造・加工、商社・流通・卸、設備機器・製造、設計事務所等、業界のプロフェッショナルの方々が予想されます。

期間中は、アーテックのブースにてお待ちしております(ビッグサイト2号館、No. 2004 のブースです)

11/26号につづく