お知らせ

vol.285 殺菌灯

2013/11/20 アーテック倶楽部ニュース

11月も後半になり、少しずつ年末の慌ただしさが見え始めましたが、気持ちにゆとりを持って毎日を過ごしたいですね。
今月のアーテック倶楽部ニュースは<殺菌灯>についてお届けします!
殺菌灯のにまつわるエトセトラをまとめました☆

◆殺菌灯の寿命

アーテック倶楽部ニュースvol.263号でもお話しておりますが、
殺菌灯のランプが切れるのは、およそ6000時間と言われています。
ランプが点灯していても、効力は下がりますし、
チカチカしていると、それだけでも寿命が減ってしまいます!
交換した日を記録し、次回の交換時期を忘れないよう心がけてください。

◆殺菌灯の光は蛍光灯の光と違う?!

殺菌灯といえば、青い光!
この青い光の正体は『紫外線』です。
紫外線というと、太陽の光を思い浮かべる方も多いと思います。
厨房の隅で目立たない殺菌灯の殺菌能力は一体どのくらいあるのでしょうか。。
真夏の正午の日差しで、大腸菌を99.99%死滅させるのに1時間ほどかかったものが、
殺菌灯では1分かからずに殺菌させてしまうそうです。
(効果は菌種、温湿度等環境によっても変化します)
このように、紫外線というのは強い殺菌力を持つようですが、
一体、どのような働きをして、殺菌するのでしょうか?
紫外線があたる→細胞内の核酸に吸収される→核酸が化学変化→
新陳代謝が傷害→増殖能力を失う→細胞が死滅 してしまうそうです。
意外に恐ろしいものだったのですね!菌類でも、私たちの日焼け後の肌でもこんなことが起こっているのですね。

◆包丁まな板殺菌庫

現在、ほとんどの施設では熱乾燥式が当たり前ですが、以前は紫外線式の殺菌庫が主流でした。
光のあたらない部分(影部分)への殺菌能力がないということで見直されました。

◆使用時、交換時の注意点!

殺菌灯の光は、雑菌に対してだけでなく、もちろん人体にも悪影響を及ぼします。
使用(点灯)は人のいない時、概ね作業終了後~作業開始時までにしましょう。
清掃や取替え作業される時は、必ず電源を切ること。
作業する際は保護メガネをかける、皮膚の保護をすることも必須です。
殺菌灯が汚れていると、殺菌能力が低下するのでこまめな清掃もしてあげましょう!

☆自慢のレシピ☆

大量調理では、難しいとされるピカタ!
スチコンがあっても、ピカタだけはフライパンで
コツコツ焼くんです~という現場も多いのではないでしょうか。
スチコンを使った調理を日々研究しているからこそ生まれた
秘蔵のレシピを公開しちゃいます!
「ピカタ」

<材料>(10人分)

  • 豚肉や鶏肉、切り身魚など 10切れ
  • 打ち粉(小麦粉) 適量
  • 鶏卵 3個

食材A

  • 食塩 3g
  • 胡椒 1g
  • パルメザンチーズ 20g
  • 小麦粉 50g

<作り方>

  1. 豚、鶏、魚、なんでもOK。ご用意ください。
    豚肉では筋切りなど、下処理を適宜行ってください。
  2. ①に打ち粉をする。
  3. 食材Aをよく混ぜる。
  4. 割りほぐした鶏卵を③に混ぜる。※ダマにならないように慎重に!
  5. スチコンの余熱スタート。
  6. ②を④に潜らせ、オーブンシートを敷いた鉄板に並べる。
    ※卵液が多少広がるので、間隔を空けましょう!
  7. コンビモード230℃、4分焼く。
    ※食材によって時間は増やしてください
  8. 焼きあがったら適当な大きさに切って盛る。

会員の皆様より自慢のレシピを引き続き大募集中です。
ぜひ、ご協力お願いします♪