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Vol.352 お米に変色・異臭がおこったら

2019/06/21 アーテック倶楽部ニュース

こんにちは。新入社員の都築です。梅雨にさしかかり、髪の毛が湿気に負けることが朝の一番の悩みとなる時期ですが、梅雨は紫陽花や新緑など自然に癒される時期でもありますよね。最近はハートの形の紫陽花なんてものもあるそうです。
愛知県でも蒲郡の三ヶ根山などで見られるそうなので、週末に行ってみたいと思います。

★☆お米に変色・異臭がおこったら☆★

先月末、岩手県のランチボックス給食用のご飯に赤い着色のある米粒が混じっており、 提供を中止していたそうです。その原因が、ご飯の盛り付け機械に使う消毒用アルコールとその日のご飯のターメリックライスで使われた香辛料が化学反応を起こしたことだと今月末に判明したそうです。
人体には影響ないそうですが、原因がわかっていないと怖いですよね。そこで今回のニュースではご飯に変色や異臭があったときの解決方法をご紹介します!

■よくある原因菌

今回赤色に変色したのは化学反応でしたが、お米が枯草菌やエクアドル茶米菌という菌に 汚染されていると、炊いたときに茶色い変色や異臭が起こります。
これらの菌は自然界にごく普通に存在しており、汚染を防ぐことは困難といわれています。気温が上がってくると活発になる菌なので、これからの季節でもし色や臭いが気になることがあったら、これらの菌が原因であることも多いかもしれません。

■枯草菌・エクアドル茶米菌

枯草菌は土の中に存在する菌で、どこにでも存在しています。特に、イネ藁にはごく普通に存在しています。エクアドル茶米菌は、枯草菌の変種のひとつで、同じように土の中に広く存在しています。どちらの菌も熱に強いため、炊飯の熱では生き残ってしまい、炊飯後には活動を開始し変色や匂いをだしてしまいます。
また、精白米の段階では汚染されているかどうか目視では確認することができません。そのため、炊飯の前の対策が一般的であり簡単です!

■対策

枯草菌もエクアドル茶米菌もクエン酸に弱いため、浸漬のときにクエン酸を混ぜることが効果的です。クエン酸は食品添加物として認められており、健康飲料にも使われているものなので、 安心してお米に混ぜられます。実際、大手コンビニチェーンのお弁当のご飯でも採用がされています。
また、枯草菌やエクアドル茶米菌の汚染が確認されたら、米びつや洗米器などはよく洗浄しましょう!

参考・・・ライスガール第10話

アーテックのHPには栄養士の女の子が主人公のライスガールという漫画があります。 今回のお米の変色や異臭についてはもちろん、炊飯に関する困り事やその解決方法などを漫画で紹介しています。新入社員の私も勉強になりつつ楽しめたので、炊飯をされる皆さんにおすすめです! 

http://www.hattorikogyo.com/ricegirl/