お知らせ

Vol.280 食中毒

2013/06/21 アーテック倶楽部ニュース

食中毒
梅雨に入り、空気も気分もどんより湿ったいやな日が続きますね。
この時期に、食事を扱う誰もが気になるのが食中毒!
今回のアーテッククラブニュースでは食中毒についてご紹介します♪

◆2012年度食中毒統計調査

「昨年1年間の原因物質別食中毒感染人数をもとに、わかりやすくランキングにしてみました。

第1位 ノロウイルス 17632人
冬に大流行するウイルス性の食中毒です。激しい嘔吐と下痢が特徴です。
嘔吐物からウイルスが飛んできて感染することもあるため、嘔吐物等の後処理も大切です。
主に2枚貝と呼ばれるアサリやカキに存在します。
他の食中毒菌に比べ耐熱性が強いため、食材についているノロウイルスは85℃以上1分の加熱をすることにより、死滅します。

第2位 カンピロバクター 1834人
主に鶏肉・牛レバーに存在する食中毒菌です。
日本での食中毒の発生件数としては最も多い食中毒です。
カンピロバクターは加熱することにより死滅するので、75℃1分以上の十分な加熱を心がけましょう。

第3位 ウエルシュ菌 1595人

芽胞ができることでも有名な食中毒菌です。
食材の加熱調理後、長時間不適切な温度での放置や冷却、再加熱の工程を経て食されたことにより起こります。
芽胞を形成させないためにも、調理後の食材は10℃以下65℃以上で管理することを心がけましょう。

◆夏にかけて発生件数が増加傾向の食中毒

昨年度発生の食中毒統計調査によると、上記ランキングに入っていない原因菌で6・7・8月にかけて増加傾向の食中毒が多々見受けられます。
その中で特に気を付けていただきたい2種類をピックアップします!
●黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌は、人の皮膚に存在している菌です。
食中毒予防の基本、手洗いが大切になってきます。洗い残しがないように30秒のしっかりとした手洗い、手の水気を取った後のアルコール消毒を入念に行いましょう。
また、黄色ブドウ球菌が一番繁殖する温度帯は35℃から40℃です。
つまり、夏場の常温が繁殖しやすい温度帯です。
黄色ブドウ球菌は10℃以下の場所では増殖しないため、
調理して、喫食までに時間がある場合は冷蔵庫で保存することを心がけましょう。
●腸管出血性大腸菌
過去大流行したO-157もこの食中毒菌の仲間です。主に牛や人間の腸管内容物や糞便に存在する食中毒菌です。
75℃1分以上の十分な加熱と低温管理をすることにより、予防できます。
また、肉を触った手で生食野菜を触らないなど、交差汚染の予防にも努めましょう。

◆夏なのにノロウイルス!?

冬ノロウイルスといえば「冬」に流行するイメージが強いですよね?!
しかし最近、愛知の小学校でもノロウイルスに感染した職員がいたため、給食が3日ほどお休みになりました。
ニュースをみてもちらほら「ノロウイルス」に感染したという話題があがっています。
厚生労働省によるノロウイルス感染者の統計調査を見てみても、夏の感染者が「0」だというわけではありません。
比較してみると、冬に多いことに変わりはないですが、夏にもノロウイルス対策を心がけたいものですね。
ノロウイルス対策についてはアーテック倶楽部ニュースvol.275をご覧ください☆

「 自慢のレシピ 」

※肉は一枚肉や骨付きなどに、香辛料も量や種類を好みで変えてみてください!
6月のレシピはお休みです。。。
5月のレシピ<タンドーリチキン>を掲載いたします。
次回のレシピをお楽しみに!

チキンを吊るして焼く鍋がタンドール鍋ということから「タンドーリ」チキンが正式!
とっても辛そうなあの色はパプリカパウダーの色。
食べてみると旨みのかたまりで上品な辛さなんですよね~♪あの味を目指しています!

<タンドーリチキン>
☆材料 一人2切れ、およそ10人分-

  • 鶏モモ肉50gカット×20切れ
  • おろしニンニク 10g
  • おろし生姜 20g
  • プレーンヨーグルト80g
  • 食塩 2g
  • カレー粉 2g
  • パプリカパウダー5g
  • クミン・コリアンダー・ターメリック・チリパウダー 各0.5g
  • レモン果汁 10ml

<作り方>

  1. 鶏肉以外の材料を全て混ぜる
  2. 鶏肉を①に入れ、よく揉み込み、最低30分冷蔵庫でなじませる
  3. オーブンパンに隣同士がくっつかないように並べる
  4. スチコン、コンビモード230度で7~10分焼く
  5. 中心温度が75度以上であることが確認できたら出来上がり♪

※スチコンは機種によって加減が変わるため、適宜温度や時間の調整ください!
会員の皆様より自慢のレシピを大募集しております。
ぜひ、ご協力お願いします♪