お知らせ

Vol.320 秋の食中毒

2016/10/21 アーテック倶楽部ニュース

最近、旬のさんまがようやく、手ごろな100円前後で手に入るようになってきました。先月は台風の影響か、1尾200円前後の高値がついており、せっかくの秋の味覚に手が出せない状態が続いていましたが、ようやく、我が家の食卓にのぼりました。
これから11月にかけて漁は最盛期を迎えるそうで、食卓にのぼる機会が増えそうですね♪

★★★ 秋の食中毒 ★★★

秋の行楽シーズンを迎え、毒キノコによる食中毒被害が相次いでいるそうです。
今年は9月に雨が多かった上、残暑も厳しかったためキノコの生育が盛んだそうで、毒キノコの当たり年と言われています。
今回のアーテック倶楽部ニュースでは毒キノコ食中毒について調べてみます。

●食用と間違えやすい毒キノコの例

名前クサウラベニタケツキヨタケニガクリタケ
症状食後20分~1時間程度で嘔吐、下痢、腹痛など消化器系の中毒を起こす。唾液の分泌、瞳孔の収縮、発汗などの中毒症状も現れる。食後30分~1時間程度で嘔吐、下痢、腹痛などの中毒を起こす。食後3 時間程度で強い腹痛、激しい嘔吐、下痢、悪寒などの中毒を起こす。重症の場合は、脱水症状、けいれんなどの症状が現れて死亡する場合がある。
間違えやすいキノコウラベニホテイシメジ、ホンシメジ、ハタケシメジヒラタケ、ムキタケ、シイタケナメコ、クリタケ、ナラタケ、ナラタケモドキ

●昔からの迷信は信じてはいけません!

  • 縦に裂けるキノコは食べられる。
    →縦に裂ける毒キノコの例:クサウラベニタケ・カキシメジ・ニガクリタケなど多数。
  • 色の鮮明なものは毒で、おとなしい色のものは食べられる。
    →おとなしい色の毒キノコの例:カキシメジ・クサウラベニタケはじめ多数。
  • ナスと煮れば中毒は起こらない。
    →ナスに解毒作用はありません。
  • 塩漬けにすれば食べられる。
    →ドクツルタケ・ツキヨタケなどには全く効果はありません。
  • 虫に食われていれば食べられる。
    →キノコを主食としている虫は、毒キノコも平気で食べています。
  • 煮汁の中に銀サジを入れて黒変するものは食べられない。
    →銀サジを黒変させる毒キノコは1種類もありません。
  • 油で炒めれば食べられる。
    →例えばツキヨタケは油で炒めると、毒成分がよく溶けだし、逆に症状が重くなります。
  • 乾燥すれば食べられる。
    →カキシメジとドクツルタケを乾燥させて食べ、中毒になった事例があります。

今年の春は有毒植物での食中毒事件が頻発し、秋は毒キノコの食中毒が頻発と、自然毒での食中毒事件が多く発生しています。
この機会に周知をして頂き、食中毒事故件数を一件でも減らしていきましょう!

出典:厚生労働省HP


自慢のレシピ!  今回は病院様からの自慢のレシピです

◆ チキンソテー クリームソース ◆


~材料~

  • とりもも肉 ……60g
  • 塩、胡椒 ………少々
  • 薄力粉 ………… 5g
  • 油 …………… 適量
  • 玉ねぎ ……… 20g
  • しめじ …………15g
  • マーガリン …… 3g
  • 牛乳 ………… 15g
  • 焼肉のタレ ……10g
  1. 鶏肉を平らに開いてフォークで穴を開ける。
  2. 1.の鶏肉に塩胡椒をし、薄力粉をまぶす。
  3. 鉄板にクッキングシートを敷き、その上に油を敷く。
  4. 鶏肉を並べ、しっかりと予熱をかけたスチコンでコンビ180度で10分焼く。
  5. スライスした玉ねぎとシメジを鍋でマーガリンで炒め、牛乳、焼肉のタレを加え、軽くトロミがつくまで火をかける。
  6. 4.の焼きあがった鶏肉を食べやすい大きさにカットし、上から5.で作ったソースをかける。

【コメント】
焼肉のタレに牛乳を加える事で、コクのあるクリームソースが簡単に作れます。
余ってしまう焼肉のタレを活用したレシピです。