お知らせ

vol.60 作業着の洗濯

2001/05/11 アーテック倶楽部ニュース

大型連休のゴールデンウイークも終わりましたね。お仕事をされていた方、お休み取られていた方、様々だったのではないでしょうか。
これからが食中毒本番の季節です。
調理スタッフみなさんで再度気を引き締めて、食中毒を発生させないよう、細心の注意を払いながら調理を行っていきましょう。

●作業着の洗濯

手指や調理器具・備品などの衛生管理は常に気を配っているかと思いますが、作業着や白衣はどうでしょうか?着衣からの二次汚染も十分に起こり得ることです。 作業着や白衣はどのように洗濯を行えば良いのでしょうか?

●どんな方法?
旧厚生省保健医療局監修による消毒と滅菌のガイドラインによると、作業着・白衣の消毒方法が挙げられています。
1)煮沸法 沸騰水で15分間以上煮沸する
2)間歇法 80℃~100℃の熱水による10分間の処理
煮沸法は現実的に難しいところがあるかも知れませんが、業務用洗濯機ですと80℃以上の熱水による洗濯も可能です。
この処理を行うことにより、芽胞以外の一般細菌を感染可能な水準以下に死滅または不活性化できます。
また、熱水を使用しなくても、乾燥機にかけることにより、細菌汚染のリスクは大幅に低減します。

●洗濯作業が手間!
みなさまの中には家庭用洗濯機を何台か使用して施設内で洗濯をおこなったり、各自家に持ち帰って洗濯をしている方もいらっしゃると思います。
しかし家庭用洗濯機を使用することにより一日中洗濯機・乾燥機がフル回転で人が付きっきりであったり、乾燥機が無い場合は外で干したり、洗濯って手間がかかりますよね。 では、安心・安全・衛生的な洗濯方法とはどのような方法があるのでしょうか?
各施設等で自家洗濯を行うには、業務用洗濯機・乾燥機を使用するのが良いと思われますが、業務用洗濯機・乾燥機は安いものではないので、すぐに導入というわけにはいきませんね。
参考までに簡単に家庭用と業務用洗濯機の比較をしたいと思います。

◆家庭用洗濯機と業務用洗濯機の比較◆
◎家庭用洗濯機(かくはん式)大量の水の中に衣類を入れ、衣類と衣類を水の力で擦り合わせることにより洗う方法です。 設置場所が少なくて済みますが、衣類が擦れ合うことにより衣類の寿命が縮む・水を多量 に使用しなければいけないという欠点があります。
◎業務用洗濯機(ドラム式) 横長の筒が回る時、同時に衣類を上に押し上げ頂点近くに近づくと、衣類が落下する叩き洗いの原理です。 叩き洗いにより衣服を傷めずに洗え、水・洗剤の量が少なくて済みます。
●乾燥機を活用しよう 洗濯機は家庭用でも乾燥機をつけることにより、干す手間が無くなり、高温での乾燥ができるので作業着や白衣を安心して着られるようになりますね。また、大幅な時間短縮や労力の削減にもつながります。

■業務用洗濯機・乾燥機についてのご質問・カタログ希望等ございましたら、フリーダイヤル・フリーFAX・E-メールにて受け付けております。