お知らせ

vol.42 使い捨て手袋材質別使用状況

2000/07/28 アーテック倶楽部ニュース

アーテックニュース倶楽部事務局より

夏真っ盛りとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?塩ビ製手袋についても一段落ついたことと思います。
そこで、YAMASA食品安全研究所では、フードサービスに関わる皆様のご協力のもと、調理用手袋の使用状況アンケートを実施しました。今回はそのアンケート結果を発表したいと思います。

アンケート結果より、使い捨て手袋の使用率は95%でした。厚手手袋使用率は57%でした。
使い捨て手袋の使用方法、材質、厚手手袋の消毒方法、揚げ物への使用率についてまとめました。

■使い捨て手袋は塩ビに代わってポリエチレンを導入されているところが多いようです。塩ビ製手袋の害について言われる前からポリエチレンを使用されていたところもありました。天然ゴムやニトリルゴムのような手にフィットして使いやすいものを使用したくてもコスト面で折り合いのつかないところも多々あるようです。

■厚手手袋についてはあまり揚げ物をつかむ時には使用していないみたいですね。殺菌消毒方法は、掃除に使用しているので洗浄のみ、というところや、調理に使用しているところについては、使用後に洗浄、使う前にアルコール、など場合によって使い分けているようです。次亜を使用する時は、原液から希釈していると思いますが、その原液の濃度、希釈後の濃度は測定していますか?では次亜塩素酸ナトリウムについて少し考えてみたいと思います。

■みなさん、生野菜の消毒はどのようにされてますか?現在の殺菌消毒方法に疑問を感じたことはありませんか?

今月、森永牛乳異臭事件がありました。異臭の原因は次亜塩素酸ナトリウムでした。今まで私たちが口に入れるものに使用していた殺菌洗浄剤でこのような事件が起きたことから、次亜についてもう一度考え直すことが必要なのではないか、と思います。

次亜を使用していらっしゃる施設で、実際の希釈濃度を測定しているところは数少ないのが現実です。次亜を使用するときには溶液の濃度、使用方法を再確認し、同じような事件発生を防ぐ必要があります。紙面の都合上、次亜について詳しく述べることはできませんが、ご質問がありましたら、フリーダイヤル:0120-842581までご連絡ください。