お知らせ

vol.1 アーテック倶楽部ニュース創刊号

1998/03/15 アーテック倶楽部ニュース

~アーテッククラブ設立とアーテッククラブニュース創刊のご挨拶~

日本のフードサービスは、昨年、大腸菌O-157事件を始めとした食中毒、「食品 安全」が非常に話題になり、重要な問題になりました。又、労働時間短縮など社会環境の変化が顕著であります。
私共は、このフードサービスを取り巻く急速な変化の時代に「食品安全」をテーマに 、皆様に情報の提供、システムの提供、機器及び備品の提供をするためにアーテック を設立し、皆様に安心と安全を提案し、事業の発展と成長のお手伝いをさせていただきたいと考えております。

アメリカでは、既に1993年のFDAのFOOD CodeでHACCPを取り上げているのを始めとして、いま全世界でHACCPを法令化する動きが高まっています。
ヨーロッパ、特にフランスでは、1970年代の食中毒事件をきっかけに“Delay Food System”いわゆるクックチル方式が導入され、オランダやドイツでも新しいFood Safety Codeの法令化に取り組んでおります。 又、 オーストラリアは、スーパーマーケット最大手のWool Worth社が全ての納入業者(約1200件)にHACCPの監査を受ける事を要求し、他のスーパーチェーンもこれに従うことが報道されています。オーストラリアは、6年以内に全てのフードビジネス、フードサービスにHACCPもしくはそれに替わるFood Safety Codeを義務づける事を検討しているようであります。

そこで私共は、アーテッククラブを創設し、今後「食品安全」に関する情報をオー プンにするとともに、クラブ会員同士お互いに情報を提供し共有したいと考えていま す。21世紀は情報化の時代であります。インターネット上にホームページを開設し 、又、定期的にアーテッククラブニュースを皆様にお届けしようと企画しております 。組織は出来るだけフラットでオープンにし、会員同士のネットワークの構築にお役 に立てるように考えています。皆様のご参加を心から願っております。

GRANULDISK社が日本に登場しました 
昔から調理用寸胴鍋やパンの洗浄はキッチン作業の中で最も重労働で時間のかかる仕事でした。しかし、水に漬けて置く必要もなく、こびりつきを金タワシで力を入れてこすり続けることもなく、また化学洗剤もずっと少量使うだけで、どんな汚れも数分間で完全に洗浄することが可能になったのです。
グラニュ-ルディスクは自然からアイデアを得ました。打ち寄せる海は石や崖を磨きます。グラニュ-ルディスクは洗浄する容器に跡や傷を付けない様砂の代わりに特別に開発されたプラスチック製グラニュ-ル粒子を使っています。

ブラストチラー/ブラストフリーザー

急速冷却は食品の安全を保証します。
食中毒の原因となるバクテリアは、65℃~10℃までが一番繁殖する為、HACCPでは60℃~20℃までを2時間以内に、20℃~5℃までを4時間以内に冷却しなければならないといわれております。この冷却プロセスを実行できるのがブラストチラー/ブラストフリーザーです。

スチームコンベクション(GOSM-10)と共通ラックトロリーです
スチームコンベクションオーブン(GOSM-10)と共通のラックトロリーが使用できますので、加熱調理(GOSM-10)→冷却(BC-22/BCF-22)→再加熱(GOSM-10)のプロセスを面倒なパンの移し替え作業をしないで行えますので、2次汚染のリスクを減らす事ができます。

導入効果1、キッチンから重労働作業を軽減します。キッチン作業で一番の重労働とさ れていた、焦げ付いたり、こび付のひどい寸胴なべやパンの洗浄作業から解放いたします。また、手で落とすことの出来なかった汚れを傷を付けず に完璧に落とし去ります。厨房室内から、鍋、パン洗浄による肩痛、腕痛 を追放します。
導入効果2、時間を有効に利用出来ます。今まで長い時間と労力を使っていた作業が、どんな酷い汚れのものもわずか数分間で洗浄いたします。グラニュ-ルディスクによって生み出された時間、人を有効に活用して頂くことができす。
導入効果3、衛生環境と顧客満足の向上につながります。バクテリアの繁殖の原因になる食材の焦げ付き、こびりつきを完全に洗浄し、85℃のすすぎ水で滅菌いたします。衛生管理の行き届いた環境はお客様への最高のサ-ビス。顧客満足の向上につながります。それが、事業の繁栄の基になります。
導入効果4、海洋汚染を減らします。グラニュ-ルの働きで洗剤の使用量を半減させます。海洋汚染を減らすことにも効果があります。

フードビジネスに安全と安心を提供するアーテック

アーテックは「食品安全」と「衛生」をフードビジネスの使命であり、基本であると考えています。その考え方は、食品の生産をトータルに連続的に食品の消費までを管理し、食品安全の根本的な問題部分を予防・解決していくものです。フードビジネスにおける食品安全の考え方、手法、システムの情報を元にして調理機器、調理備品、洗浄機器、殺菌消毒関連機器・備品などを提案してまいります。

全自動のクックチリングケトル
新世代のクックチル、または、フリ-ジングの多機能ロボ(クックチリングケトル)
として、特に液体(ソ-ス、ス-プなど)やそれより能密な料理の下ごしらえ用に特に
設計されているので、プロの料理のニ-ズにこたえます。
攪拌機が装備されスピ-ドをかえることが出来る。全プロセス(加熱、調理、冷却、冷凍
準備)で使用できます。
全サイクルを全自動で制御します。
クックチリングケトルは、高品質の下ごしらえ、絶対の衛生管理、あらゆるタイプの配膳
設備、給食設備に適応できる様に設計されています。
ラインナップ。P-20C、P-50C、P-100C

〇これ1台でクックとチルドが移し換えることなく、連続して行えます。
〇他で調理した食品をチルドすることも出来ます。
〇マイクロプロセッサ-で自動温度コントロ-ル。
〇量に応じて2段切り替えで加熱出来ます。
〇撹拌機付で、均一加熱と均一冷却が出来ます。
〇調理温度をモニタ-出来ます。
〇フタを取ると自動停止する安全機構がついています。

P-20C  20リットル  5kw(AC200V)
P-50C  50リットル  9kw(AC200V)
P-100C 100リットル 17.5kw(AC200V)