みんなの知恵袋

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鍋の材質別特徴と使い方について

●鍋の材質別特徴と使い方●

なべは材質によりその使用方法や手入れの方法が異なります。色々な調味料や食品を使用して調理するときに、なべの特徴を知り、取り扱いに注意することは、なべの耐久性を高めるだけでなく、調理を正しく行う上にも大切なことです。

●鍋の材質別特徴と使い方●

なべは材質によりその使用方法や手入れの方法が異なります。色々な調味料や食品を使用して調理するときに、なべの特徴を知り、取り扱いに注意することは、なべの耐久性を高めるだけでなく、調理を正しく行う上にも大切なことです。

材質特徴扱い方
アルミニウム
  • 軽くて熱伝導が良い
  • 200℃で軟化し、600℃で溶解する
  • 酸、アルカリ、塩分により分解されやすい
  • 酸のものや多量の塩漬けには使用しない
  • 煮た物(汁ごと)を長く入れておかない
  • 焦げ付き、空焚きを避ける
アルマイト
  • アルミの表面をしゅう酸や硫酸で処理し、人工的に酸化皮膜を作る
  • 耐食性大
  • 粒の粗い磨き粉や金属たわしで磨かない
  • 焦げ付き、空焚きを避ける
  • 重くて熱伝導が良い
  • 錆は油の染み込みにより防ぐことができる
  • フライパン、中華なべ、すき焼きなべに適する
  • 煮物などを使用した場合、よく洗い乾燥させて油を塗っておく
  • 洗剤などを使用する洗浄はなるべく避ける
ステンレス
  • 一般に錆にくいが、熱伝導は悪く、焦げ付きやすい
  • 耐食性は優れている
  • 高価である
  • 使用後はただちに洗浄し水気を取っておく
  • 洗浄には金属たわしを使用しない
ステンレスクラッド
  • ステンレス材で鋼板をはさんだ板材なので、表面は耐食性をもち、熱伝導性も良い。
  • 使用後はただちに洗浄し水気を取っておく
  • 洗浄には金属たわしを使用しない
  • 先端の鋭いもので表面を傷つけない
フッ素樹脂加工
(テフロン)
  • アルミ厚材のフライパンなどの内面にフッ素樹脂を塗布
  • 耐熱温度は250℃
  • 油なしでも食材が付着しない
  • 使用後は充分洗い乾かしておく
  • 洗浄には金属たわしを使用しない